この学校には、もっとまともな人は居ないの?








長い1日が終わって。
寮への帰り道。
私の隣には、南君。
後ろには木賀君と流海って人がいた。
南君は、私の着替えとかが入ってる大きな荷物を持っててくれた。

「ねぇ。南君」
「ん?何って……」
「どうしたの?」
突然黙ってしまった南君に問いかけると、私の顔を見て、泣くように言った。
「お前!【南君】って、下の名前じゃねーかよ!!ぜってーありえねー!!いいか?俺のことは、修夜か修夜君か修夜おうじ・・・」

ゴンっ

「いってー!!」

「いい加減にしろ」
木賀君の拳骨がみな・・・修夜君に落ちた。
「木賀君、ちょっとやりすぎじゃ・・・」
「こうでもしないとこいつは辞めないからな。後、木賀君って呼ぶな」
え・・・
じゃあ何て呼べば・・・
すると、修夜君が耳打ちしてきた。
「!!?」
「いいから!言ってみなって♪」
ニヤニヤと笑う修夜君に不安を抱きながらも、私は言われたとおりのことを言った。

「み、湊様・・・?」
「・・・怒」

ゴンっ!

「いってーーーーー!!!!!」