「なぁ、おのこ超可愛くね?」
「あぁ。俺告っちゃおっかな~」
なんて。
さっきからそんな会話しか聞こえてこない。
周りにはピアスをじゃらじゃらとつけた人達や、髪がいろんな形になってる人だった。
少し怖くなって、
身を竦ませていると、誰かが私の肩を叩いた。
「?」
ゆっくりと後ろを向くと、そこには端整な顔立ちで少し長い赤い髪をした男の子が立っていた。
「俺、南修夜!宜しくな!!」
そういって私の手をぶんぶんと振る。
「あ、あの・・・」
この人、テンション高!!
そして、私を席から立たせた。
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