「俺は鬼崎匠(takumi kizaki)。お前のクラス2-Aの担任だ」
このひとが?
なんか凄い軽そう・・・

「んで、この学校に女がいないのはだな…」

鬼崎先生は「はぁ」とため息を吐いてから続けた。
「ここは元男子高ってのは、お前も知ってるよな?」
「はい」

「今年から共学にはなったが、以前からここの生徒はタチが悪いって、評判になっちまって、ここには女なんて寄り付かないし、入ってくるのはみんな柄の悪いやつばっかりなんだよ」

・・・じゃあ私はそんなことも知らずに、この高校に転校してしまったってこと?
何でよ~・・・


「あ~でも・・・」
すると、先生は私の方を見てニヤリと笑った。


「ここには、イケメンもいるな」





・・・・・・・・・この先が不安になる一方だった。