「言えない。恋理への愛情とひむへの……友情？　っぽいものが、違うジャンルで一番高い位置にあるんだ。差がわからない」



「……難しいですね」



「だろ。だから、俺は中学の頃から悩んでんだよ。バスケ入らなかったのは、そうだな。確かに恋理を理由にしてる。
俺とひむで弱った恋理を支えなきゃって思い、すげー強かったんだよ」



「……やっと白状しましたね」



「おー。本当んとこ突いてくるから、お前に一矢報いたら言ってやろうと思ってな」



「本当のとこ、だったんですか。外れてるかと思ってましたよ」