「どこでやったの?」
私はデリカシーのない質問をしていた

「ん?部室だよ。同じ部活だったしな」

照れて言っている正也がいた

「正也さん!部室って漢の夢じゃないっスか!なんかいいなぁ」

「あとプールの裏でもあるぞ」

私は

「なんで青姦…自宅に行けばいいじゃん…」
「我慢出来なかったし一度やってみたかったしな」

『…』

私と益山は新年早々ヘコんでしまった

『聞くんじゃなかった』と思っていた

しばらく二人で黙って列を進んで行くと順番が回ってきた

「俺いいことあるように百円いれちゃう!」
益山がそう言うと私は
「じゃあ俺二百円入れちゃうよ!」

二人して『せーの!』で投げ入れた

念を込めていた

長い時間『神様』にお願いをしていた二人であった

お参りが終わると勝谷が

「おみくじ行きますかね!」

みんなで売り場に行った

あえて三浦の売り場には行かなかった

行ってもより一層ヘコむだけなので正也は変なところに気を使っていた

小さな賽銭箱に百円を入れてみんな願いを込めて割り箸の容器の様な容器をふっていた