「お前ウソ言ってんなよ!俺聞いた事ねぇよ。つうかお前彼女いんじゃん!」

益山が興奮気味に聞くと

「あぁ、優香の前にちょっとな…だから中二の時かな?みんなにいうの恥ずかしかったからさ…」

「噂のみかと思ってたけど付き合ってたのマジなんだね…」

さらに私は正也にヘコんだように聞いてしまった

すると益山は止せばいいのに余計な事を聞き出した

「ちなみに三浦そんとき処女か?」

「いや、違うな。俺は童貞だったが」

私は少し自信がある正也に腹が立ちそうになった

益山はさらに聞いていた

「どんぐらい付き合ったの?」

「あー、早かったな。三ヵ月ってとこだったな」

「ふーん」

益山はあっけない返事ではあったがずっと三浦の方を向いていた

「おい、益山!三浦とヤっちゃった男が目の前にいるぞ!これはいろいろ聞いちゃうしかないな!」

「当たり前だよ。バカヤローが!俺好きだったんだよな…なんか既に敗北感が…」

益山はそう言うとやけ酒のようにガブガブ500mlのビールを一気に飲み干した