〈えっ？なんて？最後の方声が小さくて聞こえなかった。〉
『いえ、たいしたことないので。それより用ってこれだけですか？』
〈あぁ、すっかり忘れてた。お前英語苦手なの？〉
『はい。』
〈クラス1位なのにか？〉
『はい。苦手じゃダメですか？苦手なものは苦手なんですから仕方ないじゃないですか。』
〈いや、誰もダメとは言ってない。そこでだ。今日から俺と2人っきりで放課後授業するぞ。ただでやってあげるから文句はなし。〉