でも、一つだけ。
本当に一つだけ、言える事がある。
巧は、
とんでもない、
……いや。
……とんでもなさすぎる程の策士なのだ。
それは、巧の裏を知っている人なら誰もが理解している。
今の巧が“表”なのか“裏”なのか、そんな事は全く分からない。
何を考えているのか、何を企んでいるのか。
はたまた、何も考えていないのか。
そんな事は、いくら巧の“裏”を知り尽くした人であれ、誰も知らない。
いやさ、まず、裏の巧を知り尽くした人すらいないんだけどね。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…