「うん、睦月のそういう潔いとこ、俺好きだよ」

智晶先輩は微笑んでいった


「んで、宿泊プランとしては、ちょーっと物足りないけど、一泊二日ね。

旅費は全部俺がもつから。
まぁ、現地での買い物は睦月がもつこと。
あー、でも、せっちゃん遠慮深いからな~。せっちゃん許してくれるかな~。

あと、せっちゃんには海外行きのことは出発直前まで教えちゃだめだよー。せっちゃん絶対拒否るから。
ってなると、せっちゃんは旅行に行く荷物なんて当然持ってないから色々現地調達してあげてね。一日目の服は俺が用意しといたけど、二日目の服とかは睦月が用意すること(もちろん下着もねw)

それからケンカしないこと。
1人で向こうに置き去りにしてくなんてもってのほかだからね。
あと、いくらせっちゃんがかわいくたって変なことしちゃだめだよ。
俺の大切な娘を傷物になんてしたらだめだからね。
せっちゃんの入浴中も覗いちゃだめだからね。
それから__……」



「そんな智晶先輩みたいに変態なことはしませんし、考えもしません!
どんだけ長い注意事項なんですか」


本当に長たらしく喋ってくれたよ、まったく……