怜夏と仲直りしてから一週間。 怜夏とは今まで以上に仲良くなれた気がする。 「でね、もう超格好良くって~」 興奮気味に絢の事を話す怜夏は、恋してるって感じで可愛い。 そんな話をしていると、バッグに入れた携帯が着信を知らせた。 「あ、ちょっとごめん」 そう言ってディスプレイを見ると、着信は透河からだった。 「もしもし?」 『海來、今から西病院に来れないか?』 慌てたような透河の声に、不吉な何かを感じながら 「病院…?」 と聞き返す。