「じゃあ送る。沙妃、透河、またな」




雲井晴斗は、沙妃たちと分かれてこっちに着いて来た。


「送りなんていらないのに」

「送りたかったんだからいいだろ」



いつもは通らない道を、並んで歩く。


先に沈黙を破ったのは、雲井晴斗。