え、いろいろツッコミ所があるって?
でも、これ以上のものはきっと書けない。
そして櫻井さんに話しかけるチャンスをうかがう。
…なかなか暇そうな時がない。
そして昼休み。
コンビニ弁当を食べ終えた櫻井さんが、タバコを吸いに外へ出た。
それを追いかけ、外に出る。
秋の涼しい風が頬をさした。
「櫻井さんっ」
タバコを持ったまま振り返る櫻井さんに、キュンとする。
「あのっ、お煙草吸いながらでいいのでこれ……読んでいただけませんか!?」
差し出した封筒。
驚いた櫻井さん。
強く吹き付けた風。
「あぁっ!」
風で舞い上がったラブレターは、ヒラヒラと茂みに落下した。