「ほら、ミラおいで!」



小さな美少女に、優しい笑顔で話しかける父親。




「もう、晴斗。またミラを海に連れてくの?」




それを笑いながら見る母親。




「何言ってんだよ。羽海も行くんだよ♪」



「えー、あたしも?」




嫌そうな顔をする彼女。




「なぁミラ、ママも一緒に行きたいよなぁ?」



「うんっ!ママも行こう!」


「ハイハイ…」




勝ち誇ったような表情の彼に、笑いながらも支度を始める。