「事情を知ってるならわかるでしょう!?」
…確かに、この人にとって羽海は浮気相手の女の子供。
愛すことは難しいのかもしれないけど。
「そんなの、羽海のせいじゃないだろ!?羽海が苦しむのは、間違ってる!」
テーブルをバンッと叩くと、テーブルの上の花瓶の花が揺れた。
「わかってる…。でも…」
一呼吸置いてから叔母さんが言った。
「あの子は浮気女にそっくりなのよ…!あの子の顔を見るたび、あたしは……」
泣き崩れた叔母さんに、全員が黙り込んだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…