「何それ…」
「いきなり言われても、信じらんねーよ…」
「でも海來の記憶がないっていうのは、本当だよ」
怜夏が言うと、絢も
「海に行かせようとしなかった叔母さんは、海來の記憶が戻ってほしくなかったって事か…」
少し下を向いて続けた。
「もし羽海を海來として育ててるのなら、記憶は戻ってほしくないよな」
「でも、そんな事……」
反論しようとした沙妃も、“ない”とは言わなかった。
「もう、こうなったらさ…」
透河が口を開く。
「海來の叔母さんに直接聞くか」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…