「晴斗はまだ小さかったし、海來ちゃんと仲良しだったから言わなかったんだけどね… 海來ちゃん、中学校に入る前に交通事故で亡くなったのよ」 「……え?」 足が震える。 手には汗を握って。 「…嘘、だろ?」 それこそ有り得ない。 だって海來はついこの前まで、 俺達と笑っていたのに。