でも、あたしだって言われっぱなしじゃ悔しい。


日奈達と一緒にいたときは、嫌われるのが怖くて自分の意見なんか言えなかった。



だけど、今は晴斗と透河がいる。





「あたしが誰と仲良くしようと勝手でしょ?あんた達はバカみたいに友達ごっこでもやってれば?」





手は、震えたけど。


かなり怖かったけど…。



言ったあとはスッキリした。



日奈達は怒りに震えてる。




ずっと曇っていた心も、晴れた気がした。




あたしはもう弱虫なんかじゃないよ。




あたしは怖がりなんかじゃないよ。




晴斗。



君があたしに勇気をくれたね。