「透河も紹介するな!」
晴斗とよく喋るようになると、晴斗の友達の篠原透河とも話すようになった。
晴斗、透河、沙妃って呼び合うようになって、いつも3人で一緒にいるようになった。
だけど、晴斗も透河もイケメンでモテる。
ただでさえ嫌われてるあたしが、そんな2人と仲良くしているのを日奈達が放っておくはずもなくて。
「友達いないからって色目使っちゃって、キモい」
「雲井も篠原も手玉にとってんの?最低」
「男しか仲良くしてくれる人いないんだね~、可哀想」
「調子のんなよ男好き」
体育館裏とかいうベタなところに呼び出されて、次々と浴びせられる罵声。