｢水上、それめっちゃうまそう！｣
日奈達に嫌われてから３ヶ月くらい経った頃。
さすがにあたしがずっと１人でいることに、クラスのみんなが気付き始めた頃だった。
学校にいても、悪口を言われる以外には誰とも会話なんかしてなくて。
前は毎日バカみたいな話ばっかりして、ずっと笑ってたのに。
そう思いながらも、話さない事が普通になってた。
だから……。
教室にいずらくて、中庭のベンチでお弁当を食べていたときに話しかけられたときには、本当にビックリした。
同じクラスの雲井晴斗。
いつも笑ってて、友達に囲まれてて、すごくモテる男の子。
