あたし、水上沙妃。




自分で言うのもおかしいかもしれないけど、結構モテる。




ニコってすれば大抵の男子は顔を赤くしてくれる。







だけどあの日、あの告白があたしの運命を変えた。





「俺…日奈より沙妃のこと好きになっちゃったんだ……付き合ってください!」





あたしも入っているクラスで一番目立つグループのリーダー、日奈の彼氏からの告白だった。