その日は久しぶりに、海の夢をみた。 碧ばっかりの世界に、小さい子が2人。 やっぱり、どこか晴斗に似てる。 だったらもう1人は、あたし? 最近はこの夢は見なかったのに。 楽しそうに笑う夢の中の2人。 だけどこの夢からさめたあたしは、いつも寂しくなる。 まるでこの夢はあたしに “孤独”を教えているみたいに。