「あ?」

そして再び瀬那くんに凄まれる。

「俺、女に不自由してねぇし? これをリア充と呼ばずして何と呼ぶ」


言い返せない、クソッ……。



「じゃあさ、経験組と未経験組に分かれりゃいんじゃない?」

平和主義者の照哉は時に、恐ろしく残酷だ。


「だな。チェリーと非チェリーに分かれりゃいい訳だ。俺、非チェリー」

瀬那くんは、いつもどんな時も残酷だ。



そうして俺たちは、チェリー組(純太、一平、俺)と非チェリー組(瀬那くん、悠斗、照哉)に分かれた――

――のだが……。