「何? 『助け合わねぇと』って? 彼女いるとかいねぇとか、生死に関わる問題か?」

不満げではあるも、(瀬那くんにしては)穏やかに返した。



「関わる! もう俺今、瀕死状態」

純太がすかさず答えた。



わかる、俺はわかるぞ、純太。

チェリーの俺たちにとってはこれ、切実な問題。紛うことなき死活問題だ。



「ああ、わかった、わかった。んじゃまず二つに分かれりゃいんだろ? 俺リア充チーム」


「ちょっと待て。瀬那くんは違うだろ? 彼女いねぇじゃん」

思わずそんなツッコミが口を衝いて出てしまう。