「ハァ?す、すね毛は
わかるけど脇毛はいいじゃんよ」
「良くない!あのね…、現代社会は厳しいの。
蹴落とし蹴落とされ…。油断なんかしたら命取りになりかねないのよ!
もし、何らかの原因で
向井里緒菜は脇の処理が甘いなんて噂がたってごらんなさい…。
私とゆうブランドが傷つくのよ!わかる!?」
「…う、うー」
わからないよ、スケールデカく考え過ぎだろ。
「とにかく、今夜の内にお風呂で剃っておきなさいよね!」
「う、うん。
わかったけど…いくら何でもさ、力…入れ過ぎじゃない?」
「当たり前でしょ。
バレる訳にはいかないのアンタだってバレたら
嫌でしょ?」
「それはそうだけど」
「あ、そうそう。
明日は寝坊なんかしないでよね!
私、無遅刻なんだから」ん?それが俺と何の関係があるんだ。
まるで丸一日、俺が登校するみたいな。
「あれ?あのさ…。
俺はタイマンすればいいだけだよね?」
「違うわよ、明日一日
私になるのよ。
いつ、ケンカする羽目になるかわからないんだからね」
「はあああ?」
マズい、バレる確率が
かなり上がる。
「ちなみに報酬は成功
報酬だからね?
バレたら0円よ」
ますます、マズイ。
バレたら手元に残るは
単なる変態とゆう汚名。