そう言って、私も彼の背中に腕を回した。

この腕を離したら、
どこかに行ってしまいそうに儚い雰囲気。


だけど、強く抱き締めれば彼もその分返してくれる。



求め合う。

今までは出来なかったこと。


「付き合ってくれる?」


「はい…。」



苦しいほどお互いを抱き締め合う。





空を見上げれば今日も、


きらきらと
一番星が輝いていた。