ケンタッキー君の告白を
ご丁寧に断ったある日の休み時間。

「みさとー、腹減ったー」

「知らねーよ」

「今日もみさとさんだねェ~」

「…なによ、ソレ;」

みさとさんに変な目で見られても
気にしないもんねー。

「これやるよ」

そう言って雄大がくれたのは
ソーダ味の飴ちゃん。

「知ってるー?
 ソーダ村の村長さんはとソーダ
 飲んで死んじゃったんだってー。
 私も死んだらどうしましょう?」

「大丈夫よ。
 ソーダ村なんてないから」

そうなんだけどねー。
私だってそんなこと知ってるさ。