「は、花子さんではなく!
 佐渡ゆかさんが好きなんです!」

「そ、それはきっと
 同姓同名の佐渡ゆかさんと
 間違えていると思います!」

絶対にそうだ!
私の目に狂いはない!

「僕の目の前にいるあなたが
 好きなんです!」

「…私…ですか?」

「はい!!」

…ありえなーい!

「僕の名前は
 葉山 ケンタです!隣の3組です!
 告白のこと考えておいてください!
 それじゃあ!」

そう言って去って行った
葉山ケンタッキー君。

…どうしたもんだか。