え…
何だ今のドキッて。

かすかながら自分の胸が鳴った気がした。



(気のせい気のせい)



「好き!私もこの曲が一番好き!」


「まじ?いいよなぁ~。あ、俺康介。森 康介(もり こうすけ)お前は?」

「私、弥上ユメね。」


「ふーん、じゃあ弥上。俺は今から睡眠するからくれぐれも叫ばないでくれ。」





やっぱ嫌な奴。



「ふーんだ!課題作り終わったらすぐ帰りますよーだ!!」

「へいへい」


めんどくさそうにまたイヤホンを着けて机に向かって睡眠をとろうとする森。




「黙ってたらカッコいいのに…」









そっとつぶやいた。