「おいおい、そんな目で見るなって。お前だって男なら分かんだろ?いろんな女、好き勝手に出来たらサイコーだって思わねェ?」

そう言って男は、俺の答えを待つかの様に、首を傾げて見せる。

「思わない」

そうハッキリと言い切ると、男は何が可笑しいのか、またケラケラと声高に笑い出した。

「またまた~。嘘ばっかり」

男は笑いながらそう言って、馴れ馴れしく俺の肩を叩く。