「まぁ、私も藤谷サンもいらないっていってるんだから、使っておけば?」
その彼女の言葉に訝しげに眉を顰めたまま、二人を見つめる。
すると二人はまるで俺を諭すかの様に、深く頷いて見せた。
何だか納得は出来なかったが、手にしたカードをゲームテーブルへと並べる。
……情報が欲しいのは事実だ。
俺は何が何でも……ここから生きて帰らなければならない。
そんな事を考えながら五枚のカードを並べると、液晶に映る《役をつくる》の文字が点灯した。
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