「さ、これで話はおしまい。とりあえず寝よう。二人ずつ交代で」

その須藤さんの言葉に、皆が小さく頷いて答える。

それから話し合い、先に須藤さんと黒咲さんが眠る事になった。

二人は何も置かれていない灰色の地面に寝転び、静かに目を閉じている。

その二人の横で、霧島さんと二人、壁に背を付けたまま、ボーっと窓から外を眺めていた。