ヨカナーンの首
ミステリー・サスペンス
完
0
- 作品番号
- 701084
- 最終更新
- 2017/08/29
- 総文字数
- 3,381
- ページ数
- 16ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 5,839
- いいね数
- 0
美しいあの人を
汚したくなくて
だから私は……――
※グロいです。
苦手な方は、
回れ右して下さいね。
※レビュー
ありがとうございます!
さいマサ様
ペンコ様
祠様
この作品のレビュー
題名を見て、判る方には、一発で判る。 そう。 かの戯曲『サロメ』を下敷きにした現代劇です。 原作がそれと判る物語は、僕はあまり得意ではないのですが、これは、良い。 主人公の純粋な心が、丁寧に描かれた、素晴らしい作品だと思います。 ……ただし。 読んでいる最中には、すっかり忘れていましたが『サロメ』ですからね? 確かにしっかりグロ注意報です。 とても美しく包まれていますが、心臓のお強い方のみ、行ってらっしゃいませ☆
この作品の感想ノート
中咲ホコロ様
ぶっちゃけ、彼はどこまで本気だったのか怪しい所がありますね。
他の台詞はともかく、「付き合うよ」は、本心かもしれないし、冗談かもしれない。
ただ、たとえ冗談だったとしても、悪意を持っていないのは確かです。
中咲様の推察には、思わずホロリとなりました……。
私の設定よりも中咲様の推察の方が面白いとは、いやはや(汗)
そしてお察しの通り、猿目が、彼の精一杯の好意を受けてなお、「彼を汚してしまう」と頑なに思い込んだ原因の1つには、いじめがあります。
クラスで日常的に「腐るからこっち見んな」と言われる。
なかには言わない人もいるけれど、黙っているだけで否定しない。
それが数年続けば、「あ、私ってそういう存在なんだ」と思っても無理もない話です。
猿目は愚直な子なので、他人を思いやるのは苦手かもしれませんが、
もしいじめがなかったらきっと、愛しい与加那の声を、好きなだけ聞けていたことでしょう。
長々とすみません!
素敵な考察をありがとうございました。
こんばんは。
読ませていただきました。
もしかしたら彼も好きで、嫌われてると思ったからああ言ってしまったんではないかと、切ない邪推をしてしまいました。
でも、ガン見してくる人も不躾ですよね(笑)
やはり主人公がああなったのはイジメが原因なのでしょうか。
それさえなければ、思いやりのあるいい子に育ったんだろうと思うとやるせないです。
さくらラテ様
お読み下さりありがとうございます。
2人……というと、猿目と与加那でしょうか?
そうか。
今まで気が付きませんでしたが、与加那もまた純粋だったんですね。
彼の思いに気付いて下さって、ありがとうございました。
楽しんでいただけたようでとても嬉しいです♪