「おい、なにやってんだ?」
突然、低い声で呼びかけられる。
そこにいたのはとてつもないほど
美しい男の子だった。
太陽の光に反射してキラキラと輝く黒髪。
透き通るような白い肌。
整った顔立ち。
綺麗というよりも美しいというほうがあう男の子だった。
「あのっ・・・ボクは、転校してきた
八神 咲月っていいましゅ・・・・・っっ!」
あっ・・・・
あまりに緊張しすぎてかんじゃった・・
うう___
恥ずかしい。
「そんなに緊張すんなって。
俺ら見た目こんなのだけど、喧嘩ふっかけられないかぎり手はださないから。」
男の子は笑顔で言う。
なんていい人なんだろう!
「あのありがとうございます、えっと・・・」
「ん・・・?ああ、俺は
彩波 隼 っていうんだ。
よろしくな!」
そういって手を差し出す。