「ちょっと痛いっ」

私が痛がってるのにも気付かない。

彼は思いっきり教卓を叩いた。

そして彼はゆっくり口を開いた。

「今日から美春は俺の女だから。

手出すんじゃねーせぞ」

そう言い放ち彼は私にキスをした。

私は固まって動けない。

女子からは『うそーっ。輝っ嘘だよね』

とか『あんなブサイクな女の何処がいいの』

と言う声が聞こえる。

男子からは『輝よくいった』

とか『俺も狙ってたのに』

と言う声が聞こえる。

彼は私の腕を引っ張り、屋上に連れて行く。

私はその時放心状態で一人…いや沢山の女子に睨まれている事にまだ気付かなかった。