彼は驚き笑い出す。

「ちょっと…なんで笑うのっ‼」

私は彼の手から飴を取り上げ鞄に戻そうとすると、彼が私の手をつかむ。


「いらないんでしょ」


私がそう言うと彼は私の手から飴を取り上げる。


「いらないなんていってない。

ただ俺が手をだしたのは五十万をもらうため」

そう言って飴をズボンのポッケに入れる。


「今持ってるわけないでしょ。

五十万はそのうち渡すからまって」


「じゃぁ警察行こっか」

彼は笑いながら言う。


「嫌っ。

お願いだから…それだけは。

なんでもするから」

しまった今わたし…。


「へえ、なんでもするんだ。

じゃよろしくね。

美春ちゃん」


はめられたぁ(涙)