「そっか…」


彼はまだ何か言いたそうだったけど 俯いた。


しばらくするとまた話しだした。


「慰謝料の事だけど…無しにしてあげてもいいよ」


私は驚いた。


さっきまで慰謝料とあれだけ言っていたのに、彼からそんな言葉がでてくるなんて…。


「本当っ‼ありがとう」


やった。

これで退学&生活費が救われる。

この美少年は天使様だ。


「本当、本当」


その次に彼が放った言葉は衝撃だった。


「その代わりに、俺と付き合ってよ」