そんなこんなで階段を上がってく。
「すずらんっ大輔っ避妊しなよーっ」
「ちょっとママっ!!ごめん…大輔っ」
「くくっいきなり呼び捨て、
別に俺は嬉しいけどっママさんパワフルだわ」
「よく言われる」
ガチャ…。
扉を開けてまず目に入ったもの…。
「……っ!!」
それはカーテン開けっぱなしの窓。
そして、窓越しにキスする爽と美花。
目の前が急に真っ暗になる。
「っと、お子ちゃまのすずにはまだ早い」
両目を大輔の手がおおう。
そのままゆっくり大輔とあるくと、
シャッとカーテンのしまる音がして私の
視界に光が差し込んだ。