ごめんね美花。
私…本当は爽が好き…。
でも伝えて今の関係が
壊れるのは怖いし、
美花は私にとって爽と
同じくらい大事な存在だから、
無くしたくない、
ただの臆病者かも知れないけど…、
これでいいの。

「よかったあ…」

「美花…」

「あのね…美花さ…本当はすーちゃんがそーくん…、
諦めてくれないかなって思ってたの…」

「…どうして?」

「だってすーちゃん相手じゃ美花…勝てないもん」

お願い…美花…、
目にいっぱい涙ためて、
無理して笑顔作らないで…。

「だからごめんねすーちゃん、美花最低だね」

「そんなことないからっ」