きょーちゃん…。


嘘でしょー。

「そんで、俺華がここの高校くるって聞いて、めっちゃうれしくて。」

「俺、あの頃からお前の事が好きだったんだ。」
「えっ!嘘だー。」
「嘘じゃないよ。」

そんな大人っぽい声で言われたらまたあの頃を思いだしちゃう。

「華は彼氏居るのか?」
「居ないよ。」
「そうか…。」
どうしよう…。
わたし、きょーちゃんの事…
好きだ。

「俺、生徒との恋は絶対ありえない。って思ってた。でも華とだったらどんな事も乗り越えれるような気がするんだ。」
「うん……。」
「俺と付き合ってくれ。」
きたー。
どうしよう、めっちゃ嬉しい。
「私でいいの?」
「当たり前だよ。」



「じゃ、付き合う。」
「まぢでー?」
「うん☆」
「他の先生には秘密な。」


「今日はとりあえず送る。」
今日は良いことあったな。
でも、本当に良かったのかな。
「まっ、いっか。」

きょーちゃんの言ってくれたとおり、車で送ってもらった。
「華さぁ、付き合ってくれてありがとな。」
「こちらこそ。」