「おはようございまぁす。」
恐る恐るオフィスのドアを開ける。
正面のデスクで新人くんは、既に仕事に取り掛かっていた。
私が席に着くとチラッとこっちを見てニヤリと不気味な笑みを見せた。
私は引きつった笑顔を返しつつパソコンを開いて身を隠す。
「あぁ小原君!」
前の方で部長が手招きをしている。
「はっはいっ。」
私は真向かいを気にしつつ早足で部長の元へ向かった。
「お呼びでしょうか!」
「あー君ねぇ、後でこの書類を開発部に届けるついでに桜井君に社内を案内してやってくれ。」
「はい……って、えぇっ!」
「ん!?」
その過剰な反応を不思議に思って部長がずれた眼鏡の向こうから私の顔を覗き込む。
「私がっ……、ですか?」
またまた引きつり気味の笑顔で確認する私に少し間を置いて「頼んだよ!」と部長は言った。
「はっ……はい。」
っていうか、なんで私がお守り役なの~!?
席に戻ると正面でなぜかうれしそうにはにかむ新人くんがいた。
なんか合わないんだよな……。
恐る恐るオフィスのドアを開ける。
正面のデスクで新人くんは、既に仕事に取り掛かっていた。
私が席に着くとチラッとこっちを見てニヤリと不気味な笑みを見せた。
私は引きつった笑顔を返しつつパソコンを開いて身を隠す。
「あぁ小原君!」
前の方で部長が手招きをしている。
「はっはいっ。」
私は真向かいを気にしつつ早足で部長の元へ向かった。
「お呼びでしょうか!」
「あー君ねぇ、後でこの書類を開発部に届けるついでに桜井君に社内を案内してやってくれ。」
「はい……って、えぇっ!」
「ん!?」
その過剰な反応を不思議に思って部長がずれた眼鏡の向こうから私の顔を覗き込む。
「私がっ……、ですか?」
またまた引きつり気味の笑顔で確認する私に少し間を置いて「頼んだよ!」と部長は言った。
「はっ……はい。」
っていうか、なんで私がお守り役なの~!?
席に戻ると正面でなぜかうれしそうにはにかむ新人くんがいた。
なんか合わないんだよな……。