こんな意味不明なお願いでも聞いてくれるんだ……

宇美はそんな龍がさらに好きになる


龍が自分を好きじゃないのは、なんとなくわかる


でも……




好きなんだ












2人は中庭でやってる屋台にきていた


あ…可愛い

射的の景品にあるピンクのウサギのぬいぐるみ…

でも私じゃとれないや


「宇美ちゃん、ちょっと待っててね」

龍の声にはっと我にかえる


「う、うん」

龍は射的の場所に行くと

パァンーー……






「はい、宇美ちゃん」

「え?」

龍が射的でとったのは私が欲しかったぬいぐるみ……