龍はにっこりと笑うと父に抱きついた 「お父さん、ありがとう。」 その言葉に父は龍を力強く抱きしめた 「龍には月城財閥の次期総帥として教育を受けてもらわなければならない…」 心苦しそうに言う父に頷く 「はい、わかってます。」 「あなた、龍は英語も中国語も話せるのよ」 母の言葉に父は驚いた 「凄いな、龍」 「凄くないよ…」 龍は頬を染めながら否定した