いつも側で笑ってくれていた


あいつに彼女ができた


「奈々(ナナ)〜俺、脱!非リア充」


「良かったね」


「お前ともこれまでやな〜」


「……あはは…」


「じゃ、ばいばーい」


そう言いながら授業終了のチャイムが


鳴ったと同時に席を立つ彼


「透(トオル)…」


私の頬に一筋の涙が溢れた