「えっ...?」
「俺、まじで水咲のこと好きだよ。
だから、俺と付き合ってほしい。」
えっ...????
あたしの思考はまたも停止した。
「返事はすぐじゃなくて良い。
だから、ちゃんと俺のこと見てよ。
待ってるから。」
えっ???????
「えっ、あっ、えっと、はい。」
そのあと、2人とも何も話さなかった。
「そろそろ、教室戻るか。」
「あっ、あたしは、もう少しここにいます。」
「わかった。じゃぁ、また昼休みな。」
先パイは教室に戻っていった。
あたしの頭は混乱していた。
先パイがあたしを好き...?
付き合う...?
裏切られたあの日から、恋なんてしないと決めたのに。
あたし、先パイに好きだと言われて嬉しい、の...?
先パイのこと、嫌いじゃない。
でも...