えっ...?


先パイ、今なんて...?


あたしの思考は一瞬にしてとまった。


「今、陽太先輩”好き”とか言った?!?!」


「青河君が1年を好き?!ありえないでしょ!!!」


周りが一気に騒がしくなった。


「お前、マジかよ。もう行こうぜ。」


みんなは散っていった。


あたしは放心状態だった。


先パイは、あたしの腕をつかんだまま歩き出した。


屋上に着くと、先パイは手を離した。


「あっ、あの...さっきのって...。」


「いきなりわりぃ。」


「あっ、いえ、大丈夫です...。」


「でも、本気だから。」