あたしは、制服に着替えてすぐに戻った。


「はい、姫佳ちゃん。これ、サービス。
新商品なの。食べて!」


「ありがとうございます!
すごいおいしいです!」


璃桜さんが作ってくれたマフィンを食べながら、3人で話していた。


「なぁ、水咲。
前に”男が苦手”って言ってたよな?」


「えっ、はい。」


「ってことは、やっぱり俺のことも苦手...?」


「えっ...あ、あの...」


急に言われても...。


「正直に言っていいよ。」


「あの...男は...苦手です...」


「そっか...。」


そんな悲しそうな顔しないでよ...。