あの日以来。

姫佳が彼氏と一緒にいることが、減っていた。

昼休みも、放課後も。

姫佳と彼氏の間に、少しずつ距離が出来ていた。

そのことに、俺は気づきながらも、気づかないフリをした。


でも、そんなある日。

姫佳と彼氏の関係に、変化が起きた。