あるとき、俺は姫佳の恋の修羅場に、出くわしてしまう。
ある日の昼休み。
俺は、姫佳と一緒にいた。
すると、ある女が姫佳に会いにきた。
「水咲さんって、アナタ?」
その女は、姫佳を上から下まで見るなり、鼻で笑った。
なんだこの女っ!!
姫佳のこと、鼻で笑いやがってっ!!
俺は、その女と姫佳の会話を、目の前で聞いていた。
「アナタの彼氏・陽太君は私がいただくわ。」
は?
何言ってんだ、こいつ。
「”宣戦布告”ですか。」
あ、姫佳、無理してる。
余裕そうに言ってるけど、かなり無理してるし。
わかりやすいな、相変わらず。