先パイたちとお昼を食べるようになってしばらくが経った。


そんなある日、柊哉先輩が教室に来た。


「姫佳ー。柊哉先輩が呼んでるよー!」


「うん、わかったー。」


柊哉先輩が来るなんて珍しいなぁ。


あたしはそう思いながら、柊哉先輩のところに行った。


「あの、どうしたんですか?」


「水咲さ、陽太のことどう思ってんの?」


柊哉先輩の唐突な質問に素直に驚いた。


「えっ?!
”どう思ってる”って言われても...。」


どうって...


「好きなの?」


「えっ!?ち、違いますよ!
あたし、男は苦手ですから...。」


「ふーん。
でも、陽太の話してる時の水咲、結構楽しそうだけど?」


「えっ?」