「どうして?先パイもあの女にオトされる?」

あたしは、1人教室に居た。

頭を整理することの出来ないまま。

「姫佳?」

突然、誰かの声がした。

「晴くん。どうしてここにいるの?」

「荷物取りに来たんだよ。
ずっと屋上にいたから。」

「そっか。」

会話終了...。

今はこの沈黙がつらい...。

「帰るか?」

「えっ?」

突然の晴くんの言葉に驚いた。

「1人なんだろ、どうせ。」

「失礼ね!まぁ、そうだけど(笑)」

「なら、帰るぞ。」

結局、晴くんと2人で帰った。